小児外科

小児外科とは
小児外科はこども専門の一般外科で、新生児から思春期までの外科疾患を扱います(心臓血管外科、脳神経外科、整形外科領域は除く)。
「こどもはおとなのミニチュアではない」という小児医療を説明する有名なことばがありますが、こどものからだはおとなと違い未熟だということです。
あらゆる臓器が発育の途中にあり機能が未熟です。
したがって、こどもについての専門知識を持ち、専門のトレーニングをうけた小児外科医がこどもの手術を行うべきだと考えています。
未熟性、発育、発達そして緊急性を考慮して治療を行っており、より負担の少ない手術法として腹腔鏡を用いた手術も積極的に行っています。
当院では地域周産期母子医療センター開設に伴い、平成22年4月より新しく小児外科ができました。
日常的な小児外科疾患から新生児外科、小児泌尿器疾患など特殊技術を要する疾患まで多様な疾患を治療しています。

主な手術
対象疾患

  • 鼠径ヘルニア(脱腸)
  • 陰嚢水腫
  • 停留精巣
  • 臍ヘルニア
  • 虫垂炎
  • 腸重積
  • 便秘(通常は手術を必要としない)
  • 肛門周囲膿瘍
  • 包茎
  • 裂肛
  • 異物の誤飲
  • 漏斗胸

首、胸、腹、足の付け根、性器まで広い範囲を担当します。
治療は日本小児外科学会認定 指導医、専門医が担当します。

小児科・産科・開業の先生方へ

緊急外科疾患の際には直接ご連絡ください。
可能な限り対応させていただきます。
大阪市立大学附属病院小児外科グループとの連携により新生児外科疾患にも対応しております。

担当医

北田 智弘
専門領域

小児外科/消化器外科

資格
  • 日本外科学会認定 外科(専門医)指導医
  • 日本小児外科学会認定 小児外科専門医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構認定 検診マンモグラフィ読影認定医