病院の活動

クリニカルパス

感染制御チーム

緩和ケアチーム

褥瘡対策チーム

クリニカルパス

入院中におこなう検査・処置・お薬・介護内容をわかりやすく記載したスケジュール表を「クリニカルパス」といいます。
患者さんの声をきき、医療統計データを参考にしてスタッフみんなの知識を結集して作成しています。
このクリニカルパスを通して医療・看護内容が見える仕組みになっているので、患者さんに「治療経過がよくわかる」「仕事の予定も立てやすい」「家族も安心」「退院後に見れば入院記録になる」などの評価をいただいています。
患者さんからの情報や思いを各医療スタッフが受け止めてお互いに情報交換・心の交流をしながら医療を進めていきます。

今後もチーム医療の推進、患者中心の医療、医療の質の向上をめざしてパスの活用をすすめて参ります。

クリニカルパス
感染制御チーム
感染制御チームでは医師・看護師・検査技師・薬剤師・管理栄養士・事務局等がICTチーム(Infection Control Team)として、感染症に対する予防・調査・統計等を行い、組織横断的に病院全体の感染対策活動に従事しています。
活動の目的
  • 患者・家族を感染から守る
  • 職員を感染から守る
  • 医療の質の改善(向上)
  • 資源(人・物・金)の有効活用する
当院では院内感染対策チーム(ICT:infection control team)を核として感染症診療に関する助言・指導を行い、院内では毎日のように多くの感染症が発症し、その発症状況を把握し介入を行います。
専門の知識と技術を持った看護師のご紹介
感染管理認定看護師 濱田 幸子

当院では、日本看護協会が資格認定した1名の認定看護師が勤務しております。
患者さんと家族、職員を感染から守るため、組織横断的に活動しています。

手術室
緩和ケアチーム
当院では、現在行っているがん治療について、より質の高い医療を提供できるよう、緩和ケアチームを立ち上げました。
緩和ケアに関する今までの考え方は、『緩和ケア』=『終末期医療』となっていましたが、最近ではがんとわかった日から緩和ケアの始まりと言われています。
これはがんと診断された患者さんが治療を受けるうえで、身体や心の様々な苦痛があり、患者さんの生活の質(QOL)が損なわれることが多く、苦痛の緩和が患者さんにとって必要と考えられるからです。
これらの苦痛に対して、当院の緩和ケアチームでは、入院患者さんについてコンサルテーション型の緩和ケアを実施し、がん治療による生活の質の維持、向上をお手伝いいたします。
このように、患者さんが、がんと診断された早期から、緩和ケアチームが主治医,病棟スタッフと協力して、がん患者さんやご家族のサポートをさせていただくことで、入院治療に伴う不安や苦痛の軽減をお手伝いするとともに、治療終了後に患者さんがその人らしい生き方を選択できるようお手伝いをさせていただきます。
「緩和ケア関連施設検索サイト」は泉州がん診療連携協議会にて運営されており、泉州地域の緩和ケアに関連する施設検索等が行えます。
緩和ケアチーム
褥瘡対策チーム
褥瘡(じょくそう)とは、患者さんが長期にわたり同じ体勢で寝たきり等になった場合、体とベッドが接触している局所が血行不全になり、周辺組織に壊死を起こすもの=一般には床ずれと言われているもののこと。

当院の褥瘡対策チームは、皮膚科医師・看護師・薬剤師・栄養士・事務系職員で構成されています。
週一回、入院中の褥瘡患者さんの回診を行い、主治医を含めて、褥瘡の治療法などについて検討しています。回診をすることにより、褥瘡に対する意識が高まるため,症状の改善率も高くなっています。
当院は急性期病院であり、入院期間が短い患者さんが多いため、褥瘡の院内発生をゼロにすることが当面の目標です。

褥瘡対策チーム